1. ぼくドラえもん
小学校卒業記念に学年のみんなで合奏をする、というのがあった。
曲はsing sing sing。練習の時、まずはみんなリコーダーができるようにならないといけないと言われたので、私たちはソプラノリコーダーで練習した。中高で吹奏楽部に入っていた人ならわかる人もいると思うけど、やたらと
ドラドラドラ〜 ドラドラ〜 ドラドラ〜
という音階が続いてた。青い猫型ロボットのキャラを思い出さない人はいないと思う。楽譜は前から配られていて、楽譜に音階をカタカナで書き込んでいく作業の時にもクスクスいってる人がちらほらいたけど、この日本格的な練習に移り、ここの部分を演奏するときに担任の先生(若い女性。優しいが怒ると怖い)が「アイツの顔を思い浮かべながら演奏してください」で教室中が笑いに包まれた。
そしてその部分の演奏をしている時一人だけめっちゃ笑ってしまった。もはや演奏どころではなくなって、必死に楽譜を見つめてどうにか演奏した。いや曲になってなかったけども。本番が不安だ。
2. だれかのために
帰りの会で、毎回『だれかのために』という、今日自分が人にしてもらって感謝したことなどを発表し合う、ということがある。
その日私は発表しなかったけど、近くの席の人が発表してた。
「えっと、山田さん(仮名)が筆箱を落とした時拾ってくれたのと、鈴木さん(仮名)がランドセルを持ってきてくれたのと、あと
佐藤(仮名)がなんかしてくれたと思います」
で吹きかけた。
(一人だけ呼び捨てて!!いや友達同士だし本人怒ってないから良いんだけどさ!!というかしてくれたこと、はっきりしてないんかい!!本人も何も言ってないし!!)
みなさんも何か面白い話あったらお願いします。